クラウドFAXの価格は何で決まる?
クラウドFAXを利用している会社は昔に比べて随分と増えていますが、なかなか利用したいのに利用できない会社もあります。なぜ利用したいのに利用できないかと言えば、価格が気になるからです。価格が気になる場合でも、その価格の根拠が分かれば安心です。そこで、どのような根拠から価格が設定されているのか見ていきます。
クラウドFAXの価格の違いを理解する
クラウドFAXを利用する場合でも、その価格は業者によっていろいろです。まず、通常はクラウドFAXを利用する前の段階で料金を支払います。この料金は、会社によって違うものの10,000円程度のところもあれば100,000円位するところもあります。この初期費用に関しては、ホームページで書かれている場合でも割安になるケースも少なくありません。契約段階で100,000円ほど必要となると書かれている場合でも、実際には半額ぐらいにしてくれることもあるでしょう。
何によって初期費用が決まるかと言えば、その会社の戦略によって決まります。最初に高い金額を提示しておき後から割引をすればその会社の印象が良くなるからです。少なくとも、半額にしてもらい悪い印象を受ける必要はほとんどいません。そのため多くの業者では、初期費用を高めに設定してあり、割引することが前提になっています。
ただし、すべての会社が一律に初期費用の割引をしてくれるとは限りません。割引をしてくれる時期があったとしても、キャンペーン期間中になるでしょう。そのため、キャンペーン期間がいつごろ訪れるかなどを確認してから、準備を始めると良いかもしれません。 中には、初期費用無料にしているところもあります。一見お得のように感じますが、毎月支払う金額は他の業者よりも高くなるケースが多いため、短期間だけ利用する場合には有効と言えるでしょう。
プランによって大きく異なることも
クラウドFAXを利用する場合、その価格はプランによって大きく異なることがあるでしょう。プランにも様々なものがありますが、例えば大容量のサーバーをレンタルする場合にはサーバー使用料等が大きくなりやすいです。サーバーレンタルの目安を見ると、100,000円から200,000円ほどかかります。これは毎月かかるわけではなく、1年間にかかる費用になると考えておけば良いです。わざわざサーバーにそれほどお金をかける理由は、一斉にデータを送るときに必要だからです。
サーバーが小さい場合には、一度にたくさんのデータを送ることができず、結果的に一斉送信を分割しなければならなくなります。すると、必要以上に時間がかかってしまい作業効率の悪さが目立ってくるでしょう。そのため、一斉に数多くの会社に対して送信する場合には、大容量のサーバーを利用しているところを選ぶ必要があります。
サーバーは業者が所有しているものではないことも多く、業者がレンタルしているものの可能性も高いです。ある意味でそのレンタル費用をペイするために、クラウドFAX業者のサーバー利用費が設定されています。 サーバーに関しては、大抵の場合1つの会社が独占的に使用すると言うよりも、いくつかの会社が共同で利用することになるでしょう。契約の中には、1つのサーバーを独占して利用できるものもありますが、この場合は利用料金が300,000円を超えることも少なくありません。
セキュリティーにもお金がかかる
インターネットを利用して仕事をする場合には、セキュリティーの問題は必ず頭の片隅に入れておいた方が良いでしょう。特に会社の場合は、重要な個人情報や他の会社の情報を握っているケースが多いです。特にメーリングリストを持っている場合には、その情報は絶対に外部に流出させてはいけません。ところが、管理がずさんな業者の場合には、簡単に外部に流出してしまいます。このような事は、クラウドFAXの業者もよく認識しているため、充実したセキュリティーになっていることが少なくないです。
外部からパソコンに侵入することを防ぐだけでなく、サーバーへの侵入もあり得ます。そのためには最新の技術が必要になるため、そこにお金がかかるわけです。セキュリティー使用に関しては、毎月5,000円から10,000円程度払う場合もありますが、1年間で100,000円などのように一括して支払うケースも少なくありません。
セキュリティーソフト自体は、セキュリティー開発を専門的に行っている会社から購入しているケースがほとんどで、クラウドFAXの業者が自分たちで作り上げたものでない事がほとんどです。もし自分たちで作れば、もう少し安くすることもできるかもしれません。外部のセキュリティーを利用する場合には、どこの業者にクラウドFAXをお願いしたとしても同じような価格になると考えてよいです。
クラウドFAXの価格は、サーバーの大きさによって決まることが多いです。サーバーが大きければ大きいほど一度にたくさんの企業に対して送信することが可能です。またそれ以外にも、セキュリティーの費用などもかかりますが、その費用の根拠はクラウドFAX業者が購入したセキュリティーソフトの価格にあるといえます。